コンサルティングサービス
経営コラム
経済・政策レポート
会社情報

経営コラム

IKUMA message

1月12日、学生の時以来関わっているボート部の初漕ぎがありました。毎年の行事ではありますが、自分にとって今までにない意味がありました。

2008年01月22日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2008/01/22)
1月12日、学生の時以来関わっているボート部の初漕ぎがありました。毎年の行事ではありますが、自分にとって今までにない意味がありました。昨年、長らく務めて来た部の監督を後進に引き継いだからです。19歳で大学に入りボートを始めてから30年、24歳の時にコーチを引き受けてから25年が経ちました。この間、世界選手権に行ったこともありますし、低迷したこともあります。部員が100人を超えた時期もあれば、卒業時点で学年に一人しか部員がいなかった、ということもあります。四半世紀を超える間には実に色々なことがありました。

監督を引き継いだ理由は二つあります。
一つは、環境が整ったことです。どんな体制も引き継がなくてはならない時が来ます。一方で、学生スポーツでは、学生に負担をかけるような引継ぎはできません。コーチ側の意思疎通が上手くいかなければ混乱の中で貴重な選手生活を送らなくてはならない学生が出てしまうからです。ここ2年くらいかけて引継ぎ体制を作ったおかげで、信頼の置ける人材を得、次世代に向けた学生達との信頼関係を作ることができたと思います。

もう一つは、自己本位にならないためにです。個人的には生涯コーチをやりたい、という気持ちもありました。しかし、自分の気持ちを優先してコーチを続けていれば、何時の日か選手のためではなく自分のためのコーチ生活になってしまう可能性があります。学生のためにも自分のためにも、忙しい時間を縫って学生のためのコーチをしている、と言い切れるうちに身を引くことが大切だと思いました。

今年からは、新たな気持ちを持って、OB会で学生のバックアップに力を入れていこうと思っています。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上]後輩からもらった、寄せ書き入りのメガホンとオールの盾です。

 
  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
経営コラム
経営コラム一覧
オピニオン
日本総研ニュースレター
先端技術リサーチ
カテゴリー別

業務別

産業別


YouTube

レポートに関する
お問い合わせ