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猛暑という予想に反して今年は梅雨明けの遅い夏となりました。

2007年08月07日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2007/08/07)
猛暑という予想に反して今年は梅雨明けの遅い夏となりました。とはいえ、世の中は夏休みのレジャーシーズン真っ盛りです。我が家は子供が受験生ということもあり、今年は旅行も制約されています。

先日、ヨーロッパの方と話をしていたら、彼等の夏休みは2週間が当たり前で、長い人は1ヶ月を超える場合もあるといいます。「いいな~」と思う半面考えるのは、そんな長い休みを取って何をしているのだろう、ということです。ヨーロッパでは長い休みをとって避暑地でのんびりすることが多いそうですが、仮に夏休みが長くなっても日本ではそんな長い旅行はできません。2週間もの間家族が避暑地に滞在するには大変なコストがかかるからです。

ヨーロッパで生活したことがないので詳しいことは分かりませんが、日本には長期間低コストでリラックスした生活を送るためのインフラが不足していることは間違いないようです。景気がよくなるとリゾートクラブや別荘の広告も多くなりますが、そうした資産を手に入れられるのはごく限られた人に過ぎません。

ただ、長期滞在が普及しないのは、インフラのせいだけとも言えません。欧米に出張すると、巨大なバッグをいくつも持った人達を見かけることがあります。避暑地への足にしても、東京-名古屋くらいの距離なら平気で自動車で移動します。長期滞在に向いたインフラがないのは、つい「そこまでして・・・」と思ってしまう日本人の性格の反映といえるのかもしれません。
しかし、せっかくの夏ですから、とりあえず、一泊、二泊の日本的な休みを楽しもうと思います。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上] 最近、行った先に滝があると好んで見に行きます。
滝の周辺は清涼感に満ちているからです。
写真は、栃木県川治の虹見の滝です。

  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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