コンサルティングサービス
経営コラム
経済・政策レポート
会社情報

経営コラム

IKUMA message

「だから日本の新エネルギーはうまくいかない」という、やや刺激的なタイトルの本を出しました。

2007年05月29日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2007/05/29)
「だから日本の新エネルギーはうまくいかない」という、やや刺激的なタイトルの本を出しました。その趣旨は、地球温暖化問題への関心が世界的に高まる中で、日本の置かれた厳しい状況を知って欲しい、ということです。

安倍首相は2050年までに二酸化炭素排出量を半分する、という構想を掲げました。その他にも、日本の進んだ省エネルギー技術を世界に普及していこう、という趣旨の対話が行われています。いずれも大変意義のある姿勢なのですが、地球温暖化問題への対応という観点で見ると日本は容易ならざる局面に立たされています。例えば、風力発電では世界第二の経済大国日本の導入量は世界で10位に過ぎません。最近話題のバイオ燃料については後進国といっても差し支えない状況にあります。

日本が地球環境問題の時代に環境先進国であり続けるためには今何が起こっているかを理解しなくてはなりません。与えられたエネルギーをできるだけ効率的に使う省エネルギーでは、お家芸のカイゼンを積み重ね、日本は世界のトップにいます。しかし、省エネルギーだけで今世界中で議論されているレベルの二酸化炭素削減を達成することは出来ません。何故なら、これから起ころうとしているのはエネルギーの転換という何百年に一度の大改革であるからです。
この想いを胸に、我々も地球温暖化問題に貢献すべく色々な活動に取り組んでいきたいと思います。
  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
経営コラム
経営コラム一覧
オピニオン
日本総研ニュースレター
先端技術リサーチ
カテゴリー別

業務別

産業別


YouTube

レポートに関する
お問い合わせ