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今年も新人採用の季節がやって来ました。私どものところにもたくさんの優秀な若者が応募してくれています。

2007年04月10日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2007/04/10)
今年も新人採用の季節がやって来ました。私どものところにもたくさんの優秀な若者が応募してくれています。学生の就職活動の仕組みもずいぶんと変わりました。40も過ぎると「最近の若い者は・・・」と説教の一つも言いたいところですが、採用活動ではむしろ感心することの方が多いのが実情です。私が大学を卒業したのは四半世紀も前のことですが、工学部の就職活動は非常に定型的なものでした。当時、工学系の学部と製造業との関係は密接で学校側はたくさんの推薦状を出してくれました。それを持っていくと落とされることは稀なので、学生の関心の殆どは学内での推薦状の分け合いにありました。現在でも推薦状はあるようですが、文字通りの推薦状で発行される数は一桁少ないようですし、我々の世代が経てきたのは、高度経済成長以来続いてきた大学と企業の間のレールに乗った就職活動だったのです。就職活動に当たって勉強をする人も稀でした。

これに対して、最近は文系だろうが理系だろうが、若い人は人材市場の中で自分自身をいかにアピールするかを考えています。応募理由、目標の明確さ、業界知識等々、私の頃とは比べ物にならないくらい勉強をしている姿に感心することしかりです。

良い人材を獲得したいことはもちろんですが、本当に必要なのは、彼等の将来にいかに応えるか、ということなのでしょう。志ある人材の期待に応え得ることは、企業や組織にとって何よりも重要なことであると思うからです。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上] 今年は、暖冬、寒の戻り、と色々ありましたが、新人を迎えるように桜が咲き誇りました。桜のトンネルです。
  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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