コンサルティングサービス
経営コラム
経済・政策レポート
会社情報

経営コラム

IKUMA message

この週末、創発戦略センターは半蔵門のオフィスから、以前いた一番町の本社ビルに戻りました。

2007年02月27日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2007/02/27)
この週末、創発戦略センターは半蔵門のオフィスから、以前いた一番町の本社ビルに戻りました。我々が一番町のビルを出て半蔵門オフィスに移動したのは2年前のことです。インキュベーションを標榜するシンクタンクとしての新しいワークスタイルを追求するためです。フリーアドレスを一つの手段として、オフィス効率を上げ、研究員の業務を絞り込み、ペーパーレスなどを進めました。こうすることで、コストが削減され、研究員の専門性が増し、無駄な作業が減り、いわゆるワイガヤ的なコミュニケーションが増える、と考えたのです。

まだまだ改善の余地はありますが、以前と比較すれば、業務の幅は5割以上拡大し、コストも下がり、残業も減りました。研究員間のコミュニケーションもよくなったと思います。元のオフィスに戻るのに際して、現状のオフィス・スタイルを維持するのか、2年前のオフィス・スタイルに戻すのか、を聞いたところ、後者を選択する意見はありませんでした。オフィス・スタイルを変えることと、それによる成果の因果関係を100%分析することは正直なところ難しいと思います。ただし、働き方を変えることによって、どんなオフィスや働き方が効果的なのか、を皆が考えるようになったことは間違いありません。

元のオフィスに戻るのであれば、そこで業務を改革すれば良かったのではないか、という意見もあります。しかし、同じ環境で基本から何かを見直すのは容易ではありません。
変えることの大切さが分かった2年間でした。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上・下] 新しいオフィスです。
  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
経営コラム
経営コラム一覧
オピニオン
日本総研ニュースレター
先端技術リサーチ
カテゴリー別

業務別

産業別


YouTube

レポートに関する
お問い合わせ