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毎日のように教育現場の厳しい状況が伝えられるからでしょうか、最近、教育問題に注目が集まっています。

2006年11月21日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2006/11/21)
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毎日のように教育現場の厳しい状況が伝えられるからでしょうか、最近、教育問題に注目が集まっています。改めて米百俵の話を持ち出すまでもなく、教育は国の将来にとって最も大切な投資ですから、その建て直しは国中の英知を傾注すべき課題といえます。
教育基盤の建て直しには教育カリキュラムも然ることながら、教える側と教わる側の姿勢の問題が大切です。

テレビ番組でオリンピック・メダリストである末續選手を育てた高野コーチの話が紹介されていました。高野コーチは、ご自身が短距離界日本人初のオリンピック・ファイナリストであるだけでなく、今や多くの有名選手を育てる名伯楽でもあります。私もスポーツコーチの端くれですから興味深く番組を拝見させていただきました。なるほど、と思うことが多々ありましたが、中でも、高野コーチの述べた一つの話が印象に残りました。調子の悪い選手には「教えない、鼓舞しない、見捨てない」、というのです。

前の二つの言葉は世界レベルで戦える逞しい選手を育てるための厳しさなのでしょうが、最後の言葉は人を育てる全ての場に通じるものだと思います。学校だけでなく、職場、家庭、など人間が関わる殆どの組織が当てはまるはずです。そこで、「どんなことがあってもお前を見捨てない。何時もお前を見ている」という心が伝わり、教わる側がそれに応えようという気持ちを持つことができれば、信頼という教育の最も大切な基盤が生まれるのだと思います。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上・下]井熊啓蒙書です。
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  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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