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10月22日、ボート界シーズン最後のレースである全日本新人選手権が終了しました。

2006年11月07日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2006/11/07)
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10月22日、ボート界シーズン最後のレースである全日本新人選手権が終了しました。私が関わっているクラブはフォア(4人漕ぎのクルー)に出場して、決勝進出を目指して準決勝に挑みましたが、またしても、あと一歩のところで決勝進出を果たすことができませんでした。

シーズン最後のレースで、選手の意気も高かっただけに悔しさひとしおというところがあります。こうした時、選手やコーチからは、「リズムが今ひとつだった」、「あの区間の漕ぎが問題だった」、という類の反省が述べられることが多くなります。確かに、技術面での反省はありますし、クルーがベストのリズム、ベストの戦略、ベストの技術で漕げていれば勝敗は変わっていたでしょう。しかし、勝った時のことを振り返ってみると、意外に「あそこは悪かったけど何とか勝てた」と思っていることが多いのです。「ベストの状態であれば勝てた」、と言うのは、「偶然が味方すれば勝てた」、と言っているに過ぎないのかもしれません。ありもしないベストを語り合っているようでは何時まで経っても勝利の女神が微笑むことはないのです。

選手には「技術的にはむしろ我々の方が上だったかもしれない。最大の敗因は体力的に劣っていたことだし、それは日々の積み重ねにおいて相手の方が勝っていたということだ」を言いました。スポーツに限らず、勝敗の行方は、奇抜な戦略や目先の技術より、明日から何を続けられるか、にかかっていることが多いのだと思います。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上・下]アフリカから40数カ国の首脳が集まるためか、悠然と国旗がはためく天安門の前でのショットです。

  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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