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前回のメールマガジンから今回までの二週間、最も取り上げたい話題は、ワールドベースボールクラシックの決勝戦です。

2009年04月07日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。(2009/04/07)
前回のメールマガジンから今回までの二週間、最も取り上げたい話題は、ワールドベースボールクラシックの決勝戦です。中学校から競技スポーツに勤しんできたこともあり、野球にも興味を持ってきましたが、先日のワールドベースボールクラシックの決勝戦ほど感動した試合は記憶にありません。息詰まる投手戦、数々のファインプレー、強烈なプレッシャーの中での、まさにプロフェッショナル、というプレーには本当に感動しました。9回裏同点に追いつかれながらも続くバッターを三振に切って取り次回につないだダルビッシュ選手、10回表ツーアウト、ツーストライクから劇的な決勝打を放ったイチロー選手、等々。並みの精神力では普通のプレーすらできない状況下で声援に応える姿は、ゲームとしての面白さを超えて、見る人に感動と勇気を与えました。

だからこそ日本を代表するプロの選手だ、と言うことはできます。しかし、事の大小を別にすれば、同じような状況は多くの人に巡ってくるものです。人の心を動かすことができる小さなエースがたくさん出てくれば、日本も組織も地域も、きっと力が沸いてくるはずです。

満開の桜に囲まれて今年も数多くの若者が社会人としてのスタートを切りました。今回の試合を観て感動した人もたくさんいるでしょう。社会人になると学生時代には経験しなかった難しい課題に出会うことがあります。何時の間にか丸くなった自分に気がつくこともあるでしょう。しかし、何処にいても、日本中を感動させた本当のプロフェッショナルのプレーを決して別世界のものと思わないで欲しいのです。角を立て「いつかは自分もあの場に」、と思い続ける人が一人でも多く出てくることを期待します。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上]桜の名所、千鳥が淵から北の丸を望んだショットです。数ある名所の中でも桜の数、厚み、お堀や緑とのコントラストなど、圧巻の景色です。
 ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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