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2009年、多くの人の関心は、昨年来の経済危機からいかに回復するか、に向けられていることでしょう。

2009年01月06日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。(2009/01/06)
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

2009年、多くの人の関心は、昨年来の経済危機からいかに回復するか、に向けられていることでしょう。投資銀行という先端的と思われてきたビジネスモデルが瓦解し、経済活動を引っ張ってきた自動車産業に急ブレーキがかかった中での回復には、10年、20年先を見据えた新しい価値観が求められます。

日本は1990年代のバブル崩壊以来、身を引き締めた経済運営を続けてきたはずでしたが、振り返ってみれば、世界的なバブルに巻き込まれていたことは否定できません。ただ、このこと自体に悲観する必要はありません。経済成長には多かれ少なかれバブル的な要素が含まれるからです。大事なことはバブルの波の効用をいかに取り込むかだと思います。バブルの発生と崩壊には旧い価値を払拭し新しい価値をもたらす機能があるからです。波が去った後に、将来に向けてしっかりと根ざす価値を見出し、いち早く投資することが求められていることです。シンクタンクにとっては真価が問われる時代と言えます。

日本総合研究所では、昨年から、新しい時代に向けたシンクタンク・コンサルティング部門の活動を開始しています。2009年という時代に対する認識をしっかりと持ち、新しい時代に向けて一石を投じ得る活動を進めていきたいと思います。
今年も、日本総合研究所、そして、創発戦略センターにご期待とご支援をよろしくお願いいたします。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上]今年は、日本経済の夜明けを誰もが求めています。伊豆半島から撮った大島からの日の出です。
 ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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