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まだ梅雨明け宣言はありませんが、ここのところ30度を超す日が多くなってきました。

2006年07月18日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2006/07/18)
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 まだ梅雨明け宣言はありませんが、ここのところ30度を超す日が多くなってきました。今年もいよいよ夏本番です。

 歳をとったせいかもしれませんが、とにかく最近の夏は暑い、と感じます。昔は、夕涼みという言葉もありましたし、野外のビヤホールにもよく行きましたが、最近の東京の暑さは、夕方でも涼むどころではないですし、ビールもすぐにぬるくなってしまいます。

 暑さに耐えかねてみんながエアコンを使うと表はますます暑くなります。エアコンというのは自分だけ涼しい空気を浴びて、外部に暑くて湿気の多い空気を吐き出すかなり自己中心的な機械です。人間の活動によって生じた温暖化の不快さをテクノロジーで解決しよう、言い換えると環境を力でねじ伏せるような生活スタイルが、昨今の夏の不快さを生んでいるともいえます。この流れをどこかで見直さなければ、何時の日か大きな壁に突き当たるのは避けられません。というより、既に大きな壁に差し掛かっているのかもしれません。

 2005年は2月に京都議定書が発効し、11月にはカナダのモントリオールで京都議定書以降の対話の枠組みが合意されました。昨年は温暖化防止に向けたメルクマールとなる年だったのです。そこから初めての夏が今夏です。

 今年も猛暑が来るでしょうから、誰でもエアコンのかかった部屋にいたいと思います。ただ、こうした節目の年ですから、時には猛暑を一身に受けて、「日本の夏は何故こんなに暑くなってしまったのだろう」と考えてみるのもいいかもしれません。
[ Ikuma's Photo ]
[写真下]日本の三名瀑の一つ茨城県は袋田の滝に行ってきました。梅雨で降水量は多いこともあり、大迫力の滝に感動でした。お勧めの名所です。
[写真上]近くには、まだ紫陽花が群生しています。
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  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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