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毎日、何らかの形でワールドカップのゲームを見る機会があるので、前回に続いてワールドカップの話をします。

2006年07月04日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2006/07/04)
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  毎日、何らかの形でワールドカップのゲームを見る機会があるので、前回に続いてワールドカップの話をします。

 ドーハの悲劇から8年間、日本のチームに対して何時も向けられてきたのは、決定力不足、という指摘です。何と言っても点を取らないことには勝てないのですから、得点力が大事なことは言うまでもありません。ブラジルやヨーロッパの強豪国には大抵強力なストライカーがいます。

 しかし、ベストエイトくらいまで勝ち残るチームを見ていると、攻撃力も然ることながら、守りが堅く、最後まで走りぬく体力と当たり負けない体を持っていることが分かります。例えば、イタリアとウクライナのゲームでは、数字の上では3対0と、イタリアの攻撃力が圧倒したように見えますが、その裏では、再三のピンチを0点で凌ぐ鉄壁の守りがありました。また、絶好調のアルゼンチンを下したゲームは、攻撃、守備両面でのドイツの当たりの強さを抜きに語ることは出来ません。王者ブラジルを完封したフランもしかりです。

 当たり負けない体を作るためには長い期間かけたトレーニングが必要ですし、最後まで走り回るためには嫌というほど走りこまなくてはなりません。水も漏らさぬ守りを作り上げるには何度も何度も練習を繰り返さなければならないでしょう。

 華麗なプレーや感動は基本を徹底することの上に成り立っている。ゲームが進むほど基本の大切さを思い知らされるのです。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上]半蔵門オフィス内にて。ここのところサッカー中継観戦で寝不足です。
  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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