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昨年の今頃、緩慢とはいえ長期に及ぶ経済成長で日本は自信を取り戻したように見えました。

2008年04月08日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2008/04/08)
昨年の今頃、緩慢とはいえ長期に及ぶ経済成長で日本は自信を取り戻したように見えました。

しかし、一年が経ち事態は一変しています。世界を見れば、サブプライム問題の影響は留まるところを知らず、世界経済のエンジン・アメリカの行方に立ち込めた暗雲はいまだ晴れようとしません。国内を見ても、ガソリン暫定税率や日銀新総裁に関わる混乱等、方向が定まらない状況が続いています。その一方で、景気拡大の間にも解消の目処が立たなかった公共部門の巨額債務が日本経済の先行きに不気味な影を落としています。

これに加えて、日本は地球温暖化問題や人口減少など、今まで経験したことのない難しい課題に直面しています。官民を問わず、この国の方途を見定めるための知見が求められていることは間違いありません。

先週から新しい年度が始まりました。日本中でたくさんの新入生、新入社員が希望を胸に船出します。東京では満開の桜が彼等を祝福しました。毎年のことですが、誰もが初心を思い出し気持ちを新たにすることができる素晴らしい季節です。

株式会社日本総合研究所は1989年シンクタンクとしてのスタートを切りました。今年でちょうど足掛け20年になるわけです。区切りとなるこの年に、創発戦略センターはシンクタンクとして何をなすべきかを基本に立ち返って見つめ直し、志を新たにして活動を始めたいと思います。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上]今年は、開花のタイミングにも天気も恵まれ、桜を堪能することができました。
  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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