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日曜日に隅田川で早慶レガッタが開催されました。

2006年04月18日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2006/04/18)
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 日曜日に隅田川で早慶レガッタが開催されました。
 ボートのスピードは、体力、個々人の技量、ユニフォーミティで決まります。簡単に言うと、上手くて力強いクルーが勝つのがボート競技です。しかし、体力でも技量でも勝るクルーが常に勝つわけでもありません。同じクルーが全く同じコンディションでタイムトライアルをやっても数秒、場合によっては10秒近くタイムが違うこともあります。

  そろそろこの世界に関わって30年近くなりますが、何が勝負を決めるのか、いまだ分からないことがたくさんあります。ただ、精神面というか、心の持ちようが多分に影響することは間違いありません。一つの例として、チームの実績と成績のタイムギャップがあります。ある大会で何連勝もしているチームがいた場合、連勝の最後の方は実力は落ちているのに結果的には勝っている、ということがあります。逆に、チャレンジする側から見ると実力は上のはずなのになかなか勝てない、ということもあります。

  こうした現象が起こるのには二つの理由があると思います。一つは、「相手を(に)呑む(まれる)」という状況です。どんなに力があっても相手に呑まれては勝つことができません。もう一つは、「勝ち方を知っている」といことです。経験のあるチームは勝敗の分かれ目での微妙な判断ができます。

  ビジネスの世界も競争社会ですから同じことが言えます。勝ち方を知っているか、いないかで結果は相当に違ってきます。そんなことを考えてスポーツを見ていると、色々なアイデアが沸いてくるかもしれません。
[ Ikuma's Photo ]
[写真上]スタートしたクルーを上流側から見たところです。言問橋のやや上流に2つのクルーと審判艇が見えます。
[写真下]ゴール地点は都内でも珍しい歩行者専用の橋の桜橋です。
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  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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