IKUMA message
今週から新しい年度が始まりました。
2006年04月04日 井熊均
「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2006/04/04) | ||
さて、前回のメールから最大のニュースと言えば、王ジャパンがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝したことでしょう。一時は準決勝進出の夢が絶たれたと思っていたものが世界一になったのですから大変な驚きであり、感動でした。 優勝を決めた日が休日だったということもあり、街中のテレビの前は黒山の人だかりとなしました。テレビの視聴率も戦後有数のレベルに達したといいます。 日本中の人達をこれほどまでに興奮させた理由は何なのでしょうか。世界一を目指したゲームで日本人の愛国心やナショナリズムが高揚された、という指摘もありました。確かに、オリンピックでもサッカーのワールドカップでも、世界レベルの大会で日本選手が活躍した時は日本中が盛り上がります。 どこの国にも潜在的にこうした気持ちがあるのは間違いありません。ただ、今回の決勝戦で日本中の人達の目をテレビに釘付けにした理由はこれだけではないと思います。多くの人達を街角のテレビの前で立ち止まらせたのは、画面から浮き出てくるような「これぞプロフェッショナル」というプレーの迫力、懸命な選手の姿、そして、その姿に感動する観衆の姿、だったのでしょう。 「世界」がいかに素晴らしい舞台であっても、人の心を動かすものは何時も「人」なのだと思います。 | ||
[ Ikuma's Photo ] [写真上]今年は春の訪れが早く、枝の先端まで満開でした。 [写真左下]皇居のお堀と桜のコントラストは何時見ても見事です。 [写真右下]半蔵門の公園は桜のトンネル状態でした。
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