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早いもので、今回が2005年最後のメールマガジンとなりました。今年一年のご愛読ありがとうございました。

2005年12月20日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2005/12/20)
 早いもので、今回が2005年最後のメールマガジンとなりました。今年一年のご愛読ありがとうございました。

 昨年、ある忘年会で2005年の株価の最高、最低を予想する、という企画がありました。私の出した予想は、最高12,500円、最低11,000円だったと記憶しています。日本経済は回復過程にあり、安定はしているものの、本格的な成長段階には至らない、という予想といえます。

 しかし、明けてみれば、日本経済は回復著しく、特に夏の衆議院選を過ぎてからは株価も大きく伸び、15,000円を超えました。私のような株価の素人の予想が外れるのは仕方ないにしても、年初の専門家の予想でも、ここまでの伸びを指摘しているケースは少なかったと思います。

 私自身は、2004年の6月末と9月末の株価を100円以内で予想した、という実績もあります。それがこれほど大きくブレたのは、日本経済のパラダイムが2004年から2005年にかけて大きく変わったからでしょう。確かに、街を歩く人達の表情も1年前に比べると晴れやかになっているように見えます。忘年会も盛況のようです。長い不況を乗り切って企業は筋肉質の基盤ができ、公共部門では構造改革が進められ、先が見え始めた、という印象を持ち始めている人が増えているのだと思います。

 2006年はパラダイムの変化が本物かどうか問われる年になります。そのことを念頭に私共も活動していきたいと思います。

 来年もよろしくお願い致します。
 良いお年をお迎えください。


[写真]
今年最後の写真は、先日北京に行った時に写した紫禁城です。
明の時代に作られたと言われますが、世界トップレベルを誇った当時の国力を感じることができます。
  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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