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幕張メッセで開かれている東京モーターショーに行ってきました。

2005年11月08日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2005/11/08)
 幕張メッセで開かれている東京モーターショーに行ってきました。展示内容が充実しているからでしょうか、今年は例年以上に多くの人が会場を訪れているようです。この日も開場直後に入場したにもかかわらず、人気の高いブースは既に黒山状態でした。

今年のモーターショーの目玉の一つは環境技術です。日本企業が世界をリードしているハイブリッドカーに加えて、水素エンジン、キャパシタを使ったハイブリッドシステムなど、様々な技術が展示されていました。今後は、日本企業の独走を許しているハイブリッドカーに、欧州企業が実績のあるディーゼルエンジンでどのように対抗するかも注目されるところです。

一方、この日圧倒的に混んでいたのは日産自動車が発表した新型スカイラインGTRのブースでした。かつて国内レースで無敵の名を欲しいままにした名車の復活を望むファンが多いことを改めて示したと言えます。 自動車というのは特殊な製品です。多くの人が、大混雑の中、クタクタになりながらも求めているのは夢だと思います。環境性、パフォーマンス、ステータス、個性、ライフスタイル等、求めるものは様々ですが、これほど人を魅了する工業製品は他にないでしょう。日本企業は環境技術で先行していますが、魅力作りという点では海外メーカーの後塵を拝している面もあります。4つのタイヤを動かす、という基本は当分変わらないでしょうが、自動車にはまだまだ発展の余地があるのです。

技術は夢のためにある、という基本を改めて思い起こした一日でした。
[写真]
近寄ることもままならないスカイラインGTRのブース
  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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