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参議院での郵政法案の否決から政局は波乱を呈してきました。

2005年08月23日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2005/08/23)
参議院での郵政法案の否決から政局は波乱を呈してきました。恐らく、これほどはっきりと政治に対する国民の審判を問うことになる選挙はかつてないでしょう。選挙に至る過程の是非については百花繚乱のごとき議論が展開されていますが、投票する側の我々にとっては何よりも目の前の事態に前向きに取り組むことが求められていると思います。
創発戦略センターは1990年代から、日本に新しい道が拓かれることを願って活動してきました。新しい産業を創る、という意味ではインキュベーションを標榜して、新しいビジネスモデルの提言、ベンチャービジネスの設立などを行ってきました。公共分野では、特に公共事業のあり方に焦点を当てて、官民協働の事業を提言し、PFIの分野などで新しい事業の立ち上げに関わってきました。
こうした活動を経て言えるのは、ベンチャービジネスにしろ、PFIにしろ、昨今日本で立ち上げられている事業の中には世界的に見ても最先端といえるものが珍しくない、ということです。もちろん、まだまだ規制緩和など、制度面でやらなくてはならないことはたくさんあります。しかし、それにも増して重要なのは、ようやく出てきた新しい機運をいかに拡大していくかなのです。

そのためには、この国が進むべき方向をより分かりやすいものにしていくことが必要なのでしょう。今回の選挙は本当に20世紀から21世紀に向けた時代の分かれ目になるのかもしれません。我々は、時代の変革の目撃者になろうとしている。そうした意識を持って、選挙に臨みたいと思います。
[写真左] 
磐梯吾妻スカイラインの中盤にある吾妻小富士の火口の跡です。
緑豊かな中、突き出した景観には圧倒されます。

  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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