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6月2日から5日にかけて埼玉県の戸田コースでボートの全日本選手権が開催されました。

2005年06月07日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2005/06/07)
6月2日から5日にかけて埼玉県の戸田コースでボートの全日本選手権が開催されました。「ボートの華」と言われる注目のエイトは一昨年、昨年に続いて、明治安田生命が優勝しました。
エイトのレースは予選から明治安田生命、東レ、NTT東日本東京、中部電力の社会人列強が学生を圧倒し、順当に決勝に駒を進めました。決勝レースは、スタートで頭一つ出た明治安田生命が徐々に差を広げ、東レ、NTT東日本東京の猛烈なスパートを振り切り3連覇を果たしたのです。
エイトのレースについては毎年NHKの番組をビデオに撮って勉強しています。今年のレースで一番印象が強かったのは明治安田生命の淡々とすら見える安定感です。他のクルーに比べて、体の上下動や蹴り出しの力みが小さく、非常に柔らかいリズムで漕いでいるのが目立ちました。練習中も他のクルーに比べて特に迫力があるようには見ませんでした。

しかし、明治安田生命のクルーが技だけで漕いでいた訳ではありません。エイトの後端に取り付けられたカメラが映し出していたのは、隆々とし、絞まりきった選手の筋肉でした。研ぎ澄まされた技術とリズムを支えていたのは、ボクサーのように鍛え抜かれた彼等の肉体だったのです。かつて、空手の達人大山倍達氏は「技は力の中にあり」と言ったそうです。鋼のような肉体を作り上げるには長い年月と強い心が必要ですが、本当の技は鍛え上げられた肉体無しに成り立たない、ということです。スポーツのみならず、全ての分野に通じる王道を見せて頂いた日でした。
[写真左]
ボートとは関係ありませんが、先日ふと船に乗りたくなって、金谷から久里浜のフェリーの乗ってみました。40分くらいの短い時間ですが、海を渡る気分は爽やかなものです。
  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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