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5月12日、我々の新しいプロジェクトである「バイオネット・コンソーシアム」の設立総会を開催しました。

2005年05月24日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2005/05/24)
5月12日、我々の新しいプロジェクトである「バイオネット・コンソーシアム」の設立総会を開催しました。畜糞、下水、食品廃棄物などから発生するメタンガスをネットワークして、バイオエネルギーのインフラを作ろうというコンソーシアムです。このコンソーシアムは、具体性が高いこともあり、当初はそれほど多くの関心を得られないと思っていましたが、設立総会には200人を超える方々から申し込みをいただきました。改めて、バイオエネルギーへの関心の高さを感じることができます。
ご存知のとおり、この2月に京都議定書が発効しました。日本は1990年対比6%の温室効果ガスを削減しなくてはなりません。既に、達成に向けた官民の取り組みが始まっています。現状の削減対策の中心は省エネルギーですが、我々がエネルギーを使っている以上、省エネルギーには理論的な限界があります。
一方、1990年というのはバブル経済の終盤ですから、環境指向の生活をしていたとはとても思えません。本気で地球の環境を守ろうと思うのなら、京都議定書が長い取り組みの一歩に過ぎないことは明白なのです。
そこで、省エネルギーに理論的な限界があるのなら、我々が将来生活環境を守れるかどうかは風力、太陽光、バイオなどの新エネルギーをいかに有効に使えるかにかかっているといっても過言ではありません。
新エネルギーに関わっている人の中では、どうやら鍵を握っているのはバイオエネルギーだ、と考えている人が増えています。バイオネット・コンソーシアムが目指すのは、様々な立場の人が使うことのできるバイオエネルギーのネットワークなのです。


[写真上]
バイオネット・コンソーシアムの設立総会にて

[写真左]
「図解 よくわかるバイオエネルギー」 (日刊工業新聞社 井熊均 編著)
  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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