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尼崎の列車脱線事故は大変な惨事となりました。尊い命を落とされた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

2005年05月10日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2005/05/10)
尼崎の列車脱線事故は大変な惨事となりました。尊い命を落とされた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 誰もが世界最高水準と信じていた日本の鉄道輸送でこれほどの事故が起こったことに大きなショックを受けました。
一方、未曾有の惨事の中、救助や介護に活躍された方がおられます。事故の重大さをいち早く認知し、救助や介護に当たられた方々の姿をテレビなどで拝見し心を打たれました。また、もしその場に自分がいたら、こうした方々と同じような貢献ができたであろうか、と思うと身が引き締まる思いがします。
世の価値観は社会情勢によって大きく変わります。現在は経済に関わる評価が重みを持っているように見えますが、過去には、武術や渡来の学問が重みを持っていた時代もあります。しかし、目の前の傷ついた人を助けることが何よりも大切なのは、社会情勢にかかわらず変わることのない普遍の価値観であるべきです。その意味で、突然の事故を目の前にして、我々にとって一番大切なものを見失わずに活躍された方々の行動には尊敬の念を禁じえません。

中には、業務を止めて総動員で救助にあった会社もありました。昨今、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)が注目されていますが、言葉を超えた企業としての姿勢を見た思いです。人であれ、企業であれ、日頃の心がけがいかに大切かを改めて知ることができました。
 

  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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