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このメールマガジンを読まれている方々の組織でも、4月に新人を迎えられたところは多いと思います。

2005年04月26日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。 (2005/04/26)
このメールマガジンを読まれている方々の組織でも、4月に新人を迎えられたところは多いと思います。何年か前、公共団体の改革をテーマとして本の中で、「財務改革を進めていく中でも、新人の雇用を途切らせてはいけない」といいました。新人(若い人と限りませんが)が入ってこない組織の将来には希望を持てないでしょうし、希望を持てない組織で改革のモチベーションを維持することは難しいからです。どんな組織でも健全な新陳代謝が必要です。
創発戦略センターは新しい事業を生み出すことをミッションとしていますので、大学を卒業したばかりの新入も、「何か新しいことやりたい」、と言います。新しく入ってきた人がこうした意欲を持っているのは頼もしい限りです。ただし、これに対して、敢えて「10年後に何をしたいかを考えなさい」、と言っています。特別な経験や才能を持った人を除けば、社会経験やビジネス経験のない人ができることは限られているからです。ベンチャービジネスの設立を見ても、中心となっているのは社会経験を積んだ人達です。本当にやりたいと思うことを実現しよう思えば、色々な能力を身に着けなくてはいけないことは容易に分かります。
将来の自分の姿を描き10年努力を続けることができなければ世の中で秀でることはできません。「石の上にも三年」といいますが、社会に出てからビジネスの世界で頭角を現すには10年の計が必要です。10年努力を続けられる自分であるかどうかを自問することが若い人に求められることなのです。逆に、それができれば、殆どの人は、相応の結果を出すことができるでしょう。
いつか羽ばたくことを心に秘めながらも前向きに生活すること。これが何よりなのだと思います。

[写真左] 今年の新人と。
  ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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