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開放感が魅力の新ランドマーク(新丸ビル)

2007年08月17日 宮田雅之


新丸の内ビルディング(以下、新丸ビル)が4月にオープンしました。オープン当初は観光地のような混雑でしたが、さすがに最近は落ち着いたようです。 新丸ビルの魅力は色々あると思いますが、筆者が最も気に入っているのは「丸の内ハウス」こと7階の飲食フロアです。

行って驚かれた方も多いのではないかと思いますが、誰でも自由に出入りできるバルコニーがあります。それもかなり広いスペースを確保しています。皇居の緑を楽しむことも出来ますし、東京駅のクラッシックな駅舎を見下ろすことも出来ます。窓越しに景色を楽しめるビルはありますが、オープンエアのそれはひと味違います。

室内も、デザイン性に富んでいることに加え、通路からのバリア(仕切り)が排されているお店も多く、フロア全体が一つの部屋のような雰囲気を感じます。天井が高い点も広々感の演出に寄与しています。

こうした屋内・屋内の両面から感じる開放感は、訪れる人の気持ちも開放してくれます。明確な目的はなくても、何となくくつろぐために訪れる人も結構多いのではないでしょうか。地価の高い東京の中心でこのような空間プロデュースが出来たのは、短期的な利益よりも長期的なブランド価値向上を大切にしている企業姿勢に因るところが大きいと思います。

しかし、残念なのは、なかなか予約が取れないことです。筆者が行こうとしたレストランは、一部の席しか予約を受け付けないため、希望の日に席が取れませんでした。どうしても利用したい場合は当日早目に現地に行くしかありません。ネットや携帯を活用した、ストレスなく利用できる、何らかの工夫を期待しております。

とは言え、予約をしなくても気軽に立ち寄れるスタンディングバーもあります。バルコニーで風に当たりながらライトアップされた夜景を楽しむこともできます。ご興味のある方は、訪問してみてはいかがでしょうか。

 気持ちの良いバルコニー

 ビルの間から皇居も見えます

※当レポートは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
※当レポートに掲載されている写真は、資料用に研究員個人が撮影したものです。
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