クローズアップテーマ
黒い翼の航空会社(スターフライヤー)
2007年08月15日 宮田雅之
福岡出張の帰りに、北九州からスターフライヤーに乗ってみました。
スターフライヤーと言うと、黒を基調としたデザイン、広めの革張りシートが思い浮かびます。
実際に乗ってみると、シックなビジュアル・イメージが、オシャレ心をくすぐります。そして、洗練されたデザインは、安心感も与えてくれます。
筆者自身、大手の航空会社でも、機内の壁やシートに古さを感じると、安全性に不安を感じてしまうことがあります。一方、あまり知らない会社でも、デザインのクオリティが高いと、信頼性を高く感じたりします。
別の機会にスターフライヤーに乗った筆者の知人は、「新しい航空会社なので、安全面で不安があった。でも、しっかりデザインされた機内に入ると、安全面への不安が不思議と消えた。」と言っていました。筆者も同感です。
しかし、気になった点もありました。それは、機長自身による機内アナウンスがなかったことです。機長は外国人でしたので、日本語が話せないため、CAにアナウンスを任せているのかもしれません。しかし、今回の経験を通して、機長本人が話すことによって、安心を感じていたことに気付かされました。
博多から北九州空港まで、新幹線とバスを乗り継いで2時間近くかかりましたが、時間に余裕がある方は、一度ご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。


※当レポートは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
※当レポートに掲載されている写真は、資料用に研究員個人が撮影したものです。