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IKUMA message

31年間ありがとうございました

2021年04月13日 井熊均


 この6月末をもって日本総合研究所の専務執行役員を退任することになりました。
 長い間、「井熊メッセージ」にお付き合いいただき、ありがとうございました。
 日本総合研究所が設立された翌年の1990年に入社して以来31年が経ちました。振り返れば、何もなかったところから始まった日本総合研究所が日本を代表するシンクタンクになったことは感慨深いものがあります。この間、1990年代のバブル景気、バブル崩壊、金融危機、2000年代に入ってからは、ITバブルの崩壊、リーマンショック、東日本大震災、尖閣問題、新型コロナウィルスなど、日本は数多くの荒波に揉まれてきました。その中で、設立当初の趣旨からブレることなく活動してこられたのは、ご支援して頂いた皆様のお蔭です。この場を借りて心より御礼申し上げます。また、皆様の声に応え、苦しい時にも一貫した姿勢を維持して来た歴代の経営陣にも御礼を申し上げたいと思います。

 創発戦略センターの所長が松岡さんに代わって一年余が経ちますが、社会課題を起点として価値を創造する、という活動理念は確実に引き継がれています。皆様におかれましては、今後とも、これまでと変わらぬご指導ご鞭撻をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

 私個人は、退任後もビジネス活動を続けて参る所存です。大きなものとして、北陸三県の方々と進める「産学融合先導モデル拠点創出プログラム」があります。同地域の優れた産業資源にDXを組み合わせて地域の新たな産業モデルを創り出す、というチャレンジングなプロジェクトです。この他にも、いくつかの企業の事業をご支援させていただくことになると思います。皆様ともどこかでご一緒させていただく機会があるかもしれません。

 いずれにしましても、31年間の日本総合研究所での活動に区切りがつきます。
 長い間本当にありがとうございました。
 皆様のご活躍を祈念しております。


※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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