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RIM 環太平洋ビジネス情報 2000年10月No.51

アジアのバイオテクノロジー産業-マレーシアの事例を中心に-

2000年10月01日 さくら総合研究所 主任研究員 渡辺幹彦


要約

東南アジア各国は、バイオテクノロジー産業(以下、バイオ産業)を21世紀の基幹産業の一つとすべく、具体的な産業振興政策を打ち出している。

マレーシアでは、バイオ技術の研究・開発などの基礎研究は進展を見せているものの、具体的な商業利用へと結びついていない。

商業利用をどのように振興してゆくかが、マレーシアのバイオ産業育成の鍵となるであろう。特に、マレーシアが比較優位を持つ生物多様性資源をどのように活かしてゆくかが、焦点となる。

マレーシアでは、2001年中に、生物多様性資源への国外からのアクセスを厳しく規制する新たな国家法が導入される可能性があり、外国企業/政府は、今のうちからの対応が必要である。

日本とアジアのバイオ産業は、生物多様性資源の有効利用・知的所有権の整備などで、深く結びついており、資源と利益配分において、公平性と透明性の高いルール作りが望まれている。
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