Sohatsu Eyes
地域通貨フォーラムを開催して
2002年12月24日 嵯峨 生馬
こんにちは、地域通貨フォーラム担当の嵯峨です。12/5のフォーラムには、師走のお忙しい中、227人という多数のお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。また、フォーラム終了後、会場で配布させていただいたアンケートへのご回答、ならびに、電子メール、FAXなどを通じて、お客様からさまざまな声を頂戴しておりますことにも、あわせて、厚く御礼申し上げます。
今回のフォーラムでは、お客様の中に、各地域で先進的な活動に実際に取り組んでいらっしゃる方が多かったのは印象的でした。
このフォーラムを機に、地域通貨を活用した都市と農村の交流に参加していただける方や、ご自身のビジネスの中に地域通貨を取り入れていこうとお考えいただいている方など、お客様ご自身が次のアクションにつなげるきっかけとして、今回のフォーラムを使っていただけたとしたら、これに勝る幸いはありません。
また、複数の方から、フォーラム参加者どうしの交流を望むご意見をいただきました。このご要望に応えるべく、地域通貨フォーラムでは、新たにメーリングリストを開設します。
このメーリングリストは、地域通貨に関することであればどんなことでも議論いただける、自由なディスカッションの場です。
メーリングリストは、年明け後すぐに運営を開始します。
皆様の活発な議論を、お願い申し上げます。
それにいたしましても、直感的な意見ではありますが、この地域通貨というテーマは、来年がひとつ重要な年になるのではないかという気がしています。各地で事例が登場し、初期の実践・実験がひと段落ついた現状において、地域通貨が本当に地域に受け入れられるようになるために十分な、実効性や価値、魅力を発揮できるかどうか。その見極めの年が、きっと来年ではないかと思われます。
食と農、地産地消、都市・農村交流における地域通貨の活用、企業活動や商業活動との連携可能性、そして、ITを活用した地域通貨システム、などなど、さまざまな課題がある中で、地域通貨フォーラムでは、来年もまた新たな活動を展開していきたいと思います。今後とも、地域通貨フォーラムの動きに、ご注目いただければ幸いです。
最後になりましたが、本年も多くの皆様に、たいへんお世話になりました。
今年も残すところあとわずかとなりましたが、どうかよいお年をお迎えになりますよう、心よりお祈り申し上げております。
※eyesは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。