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このメールは京都のホテルで書いています。本来であれば、毎週月曜日は19:40から早稲田大学大学院の「パブリックマーケット」の講義を行っているはずなのですが、台風で足止めを食ってしまいました。

2004年06月22日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。(2004/6/22)
このメールは京都のホテルで書いています。本来であれば、毎週月曜日は19:40から早稲田大学大学院の「パブリックマーケット」の講義を行っているはずなのですが、台風で足止めを食ってしまいました。台風が西日本を直撃し、豪雨、強風、それによる飛来物のために新幹線が復旧の見込みがつかない、というので、泊まることにしました。出張は大阪だったのですが、電車は何があるか分からないので少しでも先に行って待機すべし、という知人の日頃の指導にしたがって京都まで来ました。その結果、早稲田の授業を初めて休講にしてしまいました。学生諸君には大変申し訳なく思います。来週以降、今週の分まで頑張ります。

ところで、この時期に台風が上陸することも珍しいのですが、最近気候が変だと思うのは私だけではないでしょう。10数年前、仕事でよくバンコクに行っていたのですが、最近の日本の雨の降り方にはどこか東南アジアのような激しさを感じます。台風や雨だけではありません。昔は東京でも冬には毎日氷が張ったものですが、最近では稀になりました。植生も変わっているのではないでしょうか。日本の森林ってこんなに鬱蒼としていただろうか、と思うのです。

こうした現状をもって、必ずしも温暖化とはいえない、という意見もありますが、環境については一般の人の感覚が大事だと思います。何時深刻になるか分からない環境問題を心配して経済活動にブレーキをかけることは難しいからです。環境に関する議論は常にそうした傾向に引っ張られる可能性があります。その上で、我々が環境と経済の両立を図ることができるとしたら、それは制度ではなく価値観に依存するのだと思います。だからこそ、環境に関しては草の根の議論を盛り上げていく必要があるのです。
台風で足止めを食った京都での話でした。

京都には、6月の29日と7月の6日に京都大学で行われるMOTの講演で再び訪れることになります。
[写真左]この時期、東京は鬱陶しい日が続きますが、北海道は実にさわやかです。写真は先日 北海道に出張した際にいただいた白アスパラガスです

 ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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