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3月最後の日曜日、忘れ物を取りに一番町のオフィスに立ち寄ったところ、内堀通りを中心に付近はかなりの渋滞になっていました。理由は桜のようです。

2004年04月13日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。(2004/4/13)
3月最後の日曜日、忘れ物を取りに一番町のオフィスに立ち寄ったところ、内堀通りを中心に付近はかなりの渋滞になっていました。理由は桜のようです。
一番町の周辺にはたくさんの桜の木があります。皇居は桜の名所ですが、特に千鳥が渕の桜は圧巻です。その他にも市谷の近くにある東郷公園、四谷の丘、靖国神社等々、この時期になると無数とも思える桜が一斉に咲き始めます。今年の3月は、前半の暖かさとはうって変わって、後半が真冬のような寒さでしたので、開花が遅れましたが、少し気温があがるやいなや、あっという間に満開になりました。咲き方は急でしたが、今年は例年になく桜を愛でることのできる時間が長くなったようです。

それにしても、桜が咲くと、これだけ多くの人達が桜の名所に繰り出す様子を見ていると、どこか安心できるものがあります。日本の四季の美しさを愛する気持ちが忘れられていないことを実感できるからでしょうか。
この10年、日本中にペシミスティックな議論が充満しました。私自身も本や論文の中で、そうした文章を書いてきました。ただ、最近になって、個人的にも日本の良さを見直す機会が多くなっている気がします。豊かな自然の美しさに改めて気がつくことも少なくありません。景気が良くなって、街の雰囲気が多少なりとも明るくなっているからかもしれません。現金に見えるかもしれませんが、四季の移ろいが、長かったトンネルの中の悲観論を払拭するきっかけになるのなら何よりでしょう。
 ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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