コンサルティングサービス
経営コラム
経済・政策レポート
会社情報

経営コラム

IKUMA message

1月17日、母校である早稲田大学理工学部機械工学科の就職説明会で講演する機会を頂戴しました。

2004年01月27日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。(2004/1/27)
1月17日、母校である早稲田大学理工学部機械工学科の就職説明会で講演する機会を頂戴しました。
東京大学でもここ数年同じような講演の場を頂いているのですが、こうして若い人の前で話す機会は大切にしています。

彼らも色々な人の話を聴いているでしょうから、できるだけ自分の経験に根ざした話をすることにしています。例えば、海外、スポーツ、ビジネスの世界で見てきた優れた人達から学ぶべき点を自分自身の価値観で話します。
40も半ばに達する歳になって頭に浮かぶのは、結局昔から言われている教えのようなものです。聖書の内容がいまだ色褪せることのないように、人生の真理というものははるか昔から語り継がれています。自然科学の分野ではいまなお新しい原理を見つけることはできますが、人間の価値観は既に長く普遍的なものとして存在しているように思います。人生というのは、そのことを気づくための寄り道の連なりであるのかもしれません。
自分がそのことに気がついたのは30を過ぎてからです。自立のための過程かもしれませんが、旧いものを斜に構えて見ることは誰にでもあります。ただ、気づくのが5年、あるいは10年早ければ、もっと何かができていたかもしれない、という思いもあります。

学生達に伝えたいのはその気持です。人間誰しも寄り道をしがちですが、何時の日か多くの人が行き着く真理があるように見えます。寄り道をしてきた年長者として、一人でも多くの若者がそのことに気がついて欲しい。それが若い才能を大きく開花させることにつながると思うからです。
 ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
経営コラム
経営コラム一覧
オピニオン
日本総研ニュースレター
先端技術リサーチ
カテゴリー別

業務別

産業別


YouTube

レポートに関する
お問い合わせ