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11月14日、「PFIのValue Upと市場創造に向けて」と題したシンポジウムを開催します。 早稲田大学大学院北川正恭教授(前三重県知事)、群馬県太田市清水聖義市長、英国サーコ社スタージス氏をお迎えしたパネルディスカッションのモデレータを務めさせていただきます。

2003年11月11日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。(2003/11/11)
11月14日、「PFIのValue Upと市場創造に向けて」と題したシンポジウムを開催します。
早稲田大学大学院北川正恭教授(前三重県知事)、群馬県太田市清水聖義市長、英国サーコ社スタージス氏をお迎えしたパネルディスカッションのモデレータを務めさせていただきます。

日本でのPFIの活動に関わり始めたのは1997年の秋口のことです。それまでは、一般廃棄物の発電事業にどのように民間活力を導入するかを研究していました。その後、旧通産省のPFI関連の活動にお招き頂き今に至っています。
1998年に日刊工業新聞社から刊行した「PFI 公共投資の新手法」は初のPFIの書となりましたが、この中で二つのことを指摘させていただきました。一つは、PFIを進めるに当たって重要なのは歴史観と哲学である、ということです。単にPFIの技術的な手法を知るだけでなく、それが導入された歴史やその背景にある哲学を知らなくてはいけない、としました。もう一つは、PFIとは産業創造である、ということです。箱モノづくり主体の産業構造をオペレーションやマネジメント主導のビジネスに転換していくことが重要だ、としました。
同書を刊行してから5年になります。今考えると、PFIに関する知識については十分でない面があったかもしれませんが、上述した二つの点が重要であることは今も確信しています。その意味で、日本のPFIはまだまだ道半ばと言わざるを得ません。
衆議院選挙の結果を見ても、多くの方々が日本が変わることを願っておられるのは間違いありません。新しい時代の幕開けが一つ一つの事実の積み重ねにかかっていることを忘れず、目の前にある事柄に取り組んでいきたいと思います。

 ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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