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ここに来てようやく夏らしくなってきましたが、本当に涼しい夏でした。1993年以来10年ぶりの冷夏だそうですが、「そんなもんじゃないのではないか」、と思っているのは私だけでしょうか。

2003年08月26日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。(2003/08/26)
ここに来てようやく夏らしくなってきましたが、本当に涼しい夏でした。
1993年以来10年ぶりの冷夏だそうですが、「そんなもんじゃないのではないか」、と思っているのは私だけでしょうか。フランスも40度に達する猛暑だといいますし、「生まれて始めて」、と思っている方も多いのではないでしょうか。
最近、異常気象と思うと「何年ぶり」と説明されることが多いのですが、東京の気温はこの100年で2度程上がったといいます。
そう言えば、小学校の頃は東京でも毎朝バケツの水が凍っていました。また、最近では紫外線が強くなっているので、昔と同じ気持ちで日焼けしてはいけないそうです。長い目で見ると、最近の異常気象は循環的な現象とは言えないのだと思います。
これまで「開発」ということは人工的な資産を残すことを意味してきました。
また、そうして残される資産が多いことが豊かな社会の証であると解釈されてきました。しかし、今になって周りを見回すと役割を終えた資産や意味の無い資産が結構あるようにも見えます。
これからは、使わなくなった資産を取り払い、元に戻した自然こそが次世代に残すべき資産である、という考え方が大切なように思います。そのための投資ということがあってもいいのかもしれません。
環境に柔軟であった種が進化を続けられたのだとすれば、後世に向けた価値観を生み出せることこそ人類の英知と言えます。
【Ikuma's photo】身近な自然:市川市じゅんさい公園、暑くて鳩も水浴び
 ※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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