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低迷する早稲田大学ラグビー部を率い、1年で対抗戦制覇2年で大学選手権優勝に導いた清宮克幸監督と対談する機会がありました。

2003年04月08日 井熊均


「創発戦略センター」所長の井熊均です。(2003/04/08)
低迷する早稲田大学ラグビー部を率い、1年で対抗戦制覇2年で大学選手権優勝に導いた清宮克幸監督と対談する機会がありました。
実は、私自身も四半世紀大学の運動部のコーチ、監督をやっていますし、全日本と名のつく試合でコーチとして優勝したこともあります。その経験から言うと、低迷するクラブを率いて1年で最高に近い結果を出すのは驚異的なことです。
低迷していた状態と大差ない戦力で結果を出した、ということだからです。今いる人達の力を最大限に発揮することができれば、夢だと思っている結果を出すこともできる。そんな力強さが伝わってきます。
清宮さんの著書である「「荒ぶる」復活」(「荒ぶる」、というのは早稲田大学ラグビー部の優勝歌)を読むと、緻密にして大胆不敵な清宮監督のリーダーシップが理解できます。その中からキーワードを拾うと、実効性のある強力な体制を作る、早い段階で結果につなげる、緻密なデータ分析を行う、納得性を高める、分かりやすい目標を都度掲げる、等々、まるで経営指南書に書かれているようなマネジメントの王道が見えてきます。
そこには、経営者だけでなく、部門を引っ張るマネジャー、あるいはベンチャービジネスのリーダーの方々にとって必ず示唆となるものがあると思います。ラグビーという一見ビジネスと離れた世界でマネジメントの本質に迫る真髄を見ることができるのは、企業であろうとスポーツクラブであろうと、本質はその中のいる人がいかに力を発揮することにあるからなのでしょう。
スポーツクラブという純粋モデルを見つめることで、改めて組織の原点を確認することができました 。

・清宮克幸氏著書 「荒ぶる復活
早稲田大学ラグビー蹴球部公式サイト
※メッセージは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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