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リサーチ・アイ No.2024-121

進展する公共交通機関における決済手段の多様化 ― 訪日外国人の利便性向上に向けてキャッシュレス決済の活用促進を ―

2025年03月11日 内村 佳奈子


わが国では、鉄道やバスといった公共交通機関における決済手段が足元にかけて多様化。これまで普及してきた交通系ICカードに加え、新たに非接触決済(タッチ決済)に対応したクレジットカードやQRコードを活用した乗車サービスが台頭。

とりわけ、クレジットカードのタッチ決済を用いた乗車システムの導入が各地で進展。当初は地方の交通事業者で先行していたものの、足元では、首都圏や関西圏など、大都市圏でも相次いで導入されており、運賃決済の多様化に向けた動きが加速。

公共交通機関におけるクレジットカードのタッチ決済の活用が進んでいる背景の1つが、訪日外国人増加への対応。訪日客の多くは、発券機での切符購入や交通系ICカードへの入金(チャージ)手続きに不便さを感じており、日常生活で利用しているクレジットカードを用いて乗降車ができれば、利便性の向上を図ることが可能。海外では既に同決済手段が相応に浸透。

公共交通機関における決済手段の多様化に伴い、利用者がそれぞれのニーズに沿って、手段を選択できる環境に。とりわけ、訪日外国人は、クレジットカードのタッチ決済の普及などにより、日本国内での移動がよりスムーズとなることから、政府や地公体、各交通事業者においては、新たに開始した乗車サービスに関する情報を適切に周知し、認知度を高めていく必要あり。


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