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リサーチ・アイ No.2022-043

日銀短観(9月調査)予測 -景況感は小幅悪化も、設備投資意欲は旺盛-

2022年09月14日 内村佳奈子


10月3日公表予定の日銀短観(9月調査)では、景況感は悪化する見込み。大企業・製造業の業況判断DIは、前回調査対比▲1%ポイントの低下を予想。業種別にみると、原材料高により紙・パルプなどをはじめとする素材業種のDIが低下するほか、部品の供給制約が長期化している自動車なども弱い動きとなる見通し。

大企業・非製造業の業況判断DIは、同▲1%ポイントの低下を予想。堅調なソフトウェア投資に支えられ、情報サービス業のDIは底堅く推移するものの、コロナ感染第7波の影響から宿泊・飲食サービスや対個人サービスのDIが低下する見込み。

先行き(12月調査)は、全規模・全産業で9月調査対比+3%ポイントの上昇を予想。供給制約の緩和により生産活動が正常化に向かうほか、国内の旅行支援策の実施や水際対策の緩和に伴い、サービス業を中心に景況感が改善する見込み。ただし、海外経済の減速や原材料価格の上昇が引き続き製造業の景況感の重石に。

2022年度の設備投資額(土地投資を含み、ソフトウェア投資を除く)は、全規模・全産業ベースで前年度比+13.9 %と前回調査に続き高い伸びを維持する見通し。なかでも製造業の投資意欲は旺盛。コロナ禍で先送りされていた設備投資を再開する動きが広がっていることに加え、脱炭素関連やデジタル関連の投資需要が高まっていることが背景。


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