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リサーチ・アイ No.2022-017

東南アジアの政策金利、コロナ前以上の水準へ引き上げも― 景気回復、インフレ、通貨安圧力が背景 ―

2022年06月07日 松本充弘


東南アジア諸国では金融引き締めが本格化する兆し。5月にはマレーシアとフィリピンがコロナ後初となる0.25%の利上げを決定。エコノミストが予想する来年の政策金利水準はコロナ前よりも低位にとどまっているものの、以下の3点を踏まえると、コロナ前を上回る可能性も。

第1に、国内景気回復の強さ。ウィズコロナ政策のもとで経済の正常化が進められており、国によっては小売・娯楽施設の人出はコロナ前を上回る状況。今後も、力強い内需回復が続く見通し。

第2に、物価上昇圧力の高まり。ウクライナ危機によるエネルギーや食品価格の高騰で、各国の消費者物価は上昇傾向。さらに、食品とエネルギーを除くコアインフレ率の上昇も顕著。タイやフィリピンのコアインフレ率はコロナ前の2019年を超える伸びに。物価上昇圧力は景気回復を背景に当面持続する見込み。

第3に、為替相場への下押し圧力。IMFの推計によれば、アジア新興国の金融政策はGDPギャップやインフレ率だけでなく、米国政策金利や為替レートにも反応。米国の政策金利はコロナ前を上回ることが予想されているほか、これによる通貨安圧力も強いことを踏まえると、東南アジア諸国での利上げ幅が相応に大きくなる可能性。


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