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外国人と共生する京都の未来像:京都大学サマーデザインスクール2016

【概要】

ワークショップ名
京都大学サマーデザインスクール2016
実施テーマ  外国人と共生する街 ~2025年の京都を考える
日時  2016年9月7日(水)~9日(金)
場所
 京都リサーチパーク
 講演者  鈴木麻美子、小林幹基、市岡敦子、橘田尚明、籾山典崇

【内容】

 「京都大学サマーデザインスクール」は、京都大学 デザイン学大学院連携プログラムが2011年より行っているデザインワークショップです。2016年度は、9月7~9日の3日間、京都リサーチパークで開催され、学生から社会人まで様々な分野の人々が一堂に会し、37にも及ぶテーマに挑みました。未来デザイン・ラボは、今年度、テーマ出題および実施者として初めて参加しました。
 未来デザイン・ラボの実施テーマは「外国人と共生する街 ~2025年の京都を考える」。世界中から多くの外国人が訪れる京都が、10年後の2025年にどのように変化しているのかを、我々が提供している「未来洞察」の手法を通して参加者の皆さんに探ってもらいました。
 チームメンバーは、国内の大学生と社会人に加え、ロシアとアイルランドからの留学生の4名。外国人、日本人の双方の目線を交え、熱い議論が繰り広げられました。
 1日目は、まず共生都市京都の「未来イシュー」を検討しました。京都や日本における外国人共生に関する現状や今後の展望とともに、メンバー自らの経験を共有し、今後10年の間に起きそうな変化を見いだします。議論の末、「短中期向け滞在スタイルの増加」や「宗教や主義を背景にした多様な食習慣への対応」などを含む4つの未来イシューを作成しました。
 2日目は、スキャニングの手法を用いて、共生都市京都とは全く関係のない未来の変化を考える「想定外社会変化仮説」を検討しました。“未来の兆し”を示唆する様々な記事から、起こるかどうかはわからないが起こったらインパクトがありそうな、不確実性の高い未来像を描いていきます。ワークショップでは、「個性が安く手軽に実現できる社会」、「テクノロジーが自然な形で溶け込んでいる社会」、「AIが育む人間らしさ」という3つの仮説を作成しました。
 最後に「未来イシュー」と「想定外社会変化仮説」のそれぞれの項目から強制発想を行い、テーマである「外国人と共生する街 ~2025年の京都」像を導き出しました。複数の仮説が出会う中で、どのようなライフスタイルが生まれているのか、どのような新しいサービスや商品が登場しているのか、どのような人々が主役になっているのかなど、未来における新しい生活機会を、より具体的かつ生き生きと、イラストなども交えながら具体的に描いていきました。
 最終的にチームが導き出したのは2つのシナリオです。1つは「食でつながる街~食習慣の壁を越えて、食で誰でも気軽につながることができる未来」、もう一つは「地域コミュニティで選ぶ住まい~海外からでも簡単に自分に合う地域コミュニティと住まいが見つかる未来」。すでに多くの外国人を受け入れている京都の、その先にある、“訪れる”だけでなく“住まう”場所としての未来像を創造することができました。
 参加者からは、「未来洞察の手法で新たな視点を得ることができた」、「手を動かしながら考えることで多くの発見があった」、「参加者同士の異なる視点が互いに良い刺激となった」、「アイデアを出すことに対して自信に繋がった」といった感想が挙げられていました。
[参考:京都大学サマーデザインスクール2016 (http://www.design.kyoto-u.ac.jp/sds2016/)]

(セミナーの様子)








以上
                                                   

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