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2006年06月30日

日本初、「住宅ローン途上与信管理システム」を開発・稼動

 

  株式会社関西アーバン銀行(本店:大阪市、頭取:伊藤忠彦)と株式会社日本総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木本泰行、以下日本総研)が、共同で開発した「住宅ローン途上与信管理システム」が本格稼動致しました。また、日本総研は本システムの地方銀行等の金融機関への販売を開始致します。

  住宅ローンの途上与信管理システムは本邦初となるもので、従来クレジット業界等の無担保ローン分野において広く活用されていた「途上与信管理」を発展的に住宅ローン分野で活用可能にしたシステムです。(日本総研により2005年7月に特許出願済み)

  関西アーバン銀行では、このシステムを活用し、住宅ローンをご返済中のお客さまに対して、毎月のキャッシュフロー改善策(高金利ローンの肩代わりや保険料支払金額の圧縮策等)のご提案やお客さまのご要望に応じてご返済についてのコンサルティングを実施してまいります。

1. 住宅ローン途上与信管理システムの概要
  (1) 「途上与信管理」は、債権管理の手法の一つで、既存の貸出先に対して返済実績や他社借入の実績等をモニタリングすることで、新たな貸出ニーズに積極的に対応できる一方、不良債権懸念先の早期検出とその劣化を抑止する効果が期待できます。

(2)一般に、銀行における法人向け融資取引の場合は、決算書類などの客観資料や個別的な訪問・ヒアリングなどをベースに、顧客の借入状況・経営状況などを経常的に確認しています。一方で、個人向け債権である住宅ローンは一度ローンを実行すると、その後の信用状況に関する綿密なモニタリングは、延滞等が発生しなければ実施されていないのが実状でした。昨今新規の住宅ローン件数が増加し銀行間での競争が激化する中、ローン残高を増やしながら、同時に不良債権の増加を抑止していくためには、住宅ローンに関わる途上与信管理が非常に重要な意味を持ち、且つ、IT技術を活用して効率的に実現していくことが必須になってきております。

(3) 関西アーバン銀行と日本総研が共同開発した「住宅ローン途上与信管理システム」は、銀行が保有する固有情報と外部情報の中から100項目以上の情報を総合的に分析し、その結果を関数化して格付けロジックを構成するものです。格付けされた個別のローン案件は、重要度と緊急度に応じて分類され、専門担当者により、お客さまに対してコンサルティング等を実施致します。
2. 今後の取組
  (1)本システムについては、引き続き、日本総研の研究事業本部のコンサルタントが参画して、システムの運用の結果得られたフィードバックデータにより、トリガーとリスクの実相関についての統計的な分析を実施し、より精度の高いロジックへのチューニングを予定しています。

(2) 本システムの稼動により関西アーバン銀行は、住宅ローン取扱業務について受付・審査・実行・途上管理・延滞管理のすべてがシステム構築されました。それぞれ対応する「住宅ローントータルシステム」「住宅ローン途上与信管理システム」「延滞管理システム」の有機的統合により更なる顧客サービスの高度化と事務精度向上、省力化を図ってまいります。
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