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Business & Economic Review 2010年5月号

【特集 存在感を増す新興国経済】
中国の環境先進国への取り組み

2010年04月23日 王婷


  1. 21世紀は環境で始まった
    (1)経済発展と環境問題
    1978年の改革開放以来30年間にわたり、中国経済は右上がりの成長を遂げた。とくに、2002年のWTO加盟をきっかけに中国経済がグローバル経済に組み入れられ、以降、高度成長が著しく、世界経済におけるプレゼンスが大いに高まった。
    データから見ると、1990〜2008年まで、中国経済は年率平均9%の成長を遂げ、名目GDPは11倍増となった(図表1)。この間、ドイツを抜きアメリカ、日本に次ぐ世界3位の経済規模に成長し、2008年の名目GDPは4.33兆ドルに達している。ドル換算のGDP規模は2010年にも中国が日本を抜き、アメリカに次ぐ世界2位になるのはほぼ確実である。外貨準備でも2008年末に1.95兆ドルと2位の日本の1.01兆ドルを大きく引き離している。また、外国直接投資の受入額は2007年に1.38千億ドルと、インドの7倍超にもなりBRIC s諸国中断然1位である。
    こうした中国経済の成長を牽引してきたのは世界一の輸出である。金融危機の影響で、中国経済の成長もペースダウンしたが、長期的には、中国は2030年までにアメリカを上回り世界一の経済大国になるという予測もある。
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