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企業活動と生物多様性

生物多様性とは
・生物多様性の重要性
1992年、地球サミットにおいて「気候変動枠組み条約」とともに定められたもうひとつの条約が「生物多様性条約」です。その中で、生物多様性は「生態系」「種」「遺伝子」の三つのレベルでの多様度、と定められています。
「種」とは図鑑で調べられるような形態や形質に着目して分類されているものです。この他に、同じ「種」でも個体レベルの違いを識別する「遺伝子」、食物連鎖や寄生といった「種」とそれを取り巻く環境との関係レベルに着目した「生態系」があり、それぞれの重要性とその近年の急激な減少が指摘されています。
このように生物多様性というものには多様な基準が含まれているので、温暖化ガスのように数値化することで目標を設定したり、排出者のような直接の原因の特定などが難しくなっています。生物多様性減少の対策はおろか、生物多様性という言葉自体の認知度が高まっていないのが現状なのです。