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リサーチ・アイ No.2020-010

新型コロナにより財輸出は3割減少

2020年04月17日 北辻宗幹


新型コロナの影響により、わが国の輸出は大幅に下振れ。とりわけ顕著なのが、①各国の生産活動の下振れによる中間財・資本財輸出の減少、②世界的な自動車需要の急減を受けた自動車輸出の落ち込み。

まず、中間財・資本財は、▲15%減少すると予想。操業停止が先行した中国向け輸出は、2月に1~2割減少。3月以降、欧米向け輸出も同様に落ち込む見通し。

自動車は、6割減少すると予想。各国の販売台数をみると、中国では2月に前年比▲79.0%となったほか、米国でも3月に同▲34.1%減少するなど、経済活動が制限された地域を中心に急減(図表2)。こうした海外需要の下振れを受け、自動車輸出は大幅に減少する見込み。

以上を踏まえると、4~6月期の財輸出は3割弱減少する見通し。輸出の減少により、国内の生産水準は約2割下振れると予想。リーマンショックほどの落ち込みには至らないものの、国内消費の減少に加えて、外需もわが国景気の下押し要因として作用。

新型コロナにより財輸出は3割減少(PDF:230KB)
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