日本総研、JFEシステムズの「FiBridgeII(ファイブリッジツー)」をエンジンに、金融機関向けに特化した新型電子帳票システム「Trinity(トリニティ) Report(レポート)」をリリース

2005年08月19日

　株式会社日本総合研究所 (本社：東京都千代田区、代表取締役社長：奥山俊一、以下日本総研) は、JFEシステムズ株式会社(本社：東京都千代田区、代表取締役社長：岩橋誠、以下：JFEシステムズ)の協力のもと、金融機関向けに特化した電子帳票システム「Trinity Report」を2005年7月より販売しました。

1．背景とサービス内容M

　帳票は企業運営に深く関わっています。特に帳票取扱量の多い金融機関では、「計数管理など業務に用いる帳票を電子化し効率化を図りたい」「個人情報保護法施行に合わせ、法定帳簿を厳密に管理したい」「老朽化したマイクロフィルム利用型の取引履歴検索システムを更改したい」、といった声が寄せられています。
　これらの声にお応えし、企業にとって重要な情報資産である帳票を安心して長期保存、かつ有効活用するため、日本総研が金融機関向けに開発を重ねてきたノウハウを元に、「Trinity Report」の販売を決定しました。　本システムの販売にあたっては、特に金融機関に豊富な販売実績を持つJFEシステムズの電子帳票システム「FiBridgeⅡ Linux版」をエンジンとし、三井住友銀行がFiBridgeⅡを導入の際に実施したカスタマイズ部分をベースにパッケージ化しました。
　当社では、「Trinity Report」をカスタマイズなしで「電子帳票システム」「法定帳簿システム」「取引履歴検索システム」の3つのシステムを同時にご利用いただくことが可能なオールインワンパッケージとして提供します。
　また、ハードウェアにおいては、Linuxシステムへの関心が強い金融機関向けに、日本ヒューレット・パッカード株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：小田晋吾、以下：日本HP）が提供する柔軟性と優れた価格性能比を実現する業界標準x86サーバのHP ProLiantシリーズを採用しており、こちらも併せて一括でご納品することが可能です。なお、他のLinux提供ベンダーでの提供も可能です。

2．販売価格

　価格は、原則として個別見積もりとなりますが、目安として1セットあたりのソフトウェア販売額は1千万円～数千万円程度になります。なお、2年間で30セットの販売を見込んでいます。

3．導入メリット

（1）個人情報保護法等のセキュリティ対策
（2）COM廃止によるコスト削減
（3）帳票のペーパレス化
（4）各種帳票業務の効率化
（5）取引履歴検索システム更新費用の軽減

4．システムイメージ

【ご参考】

■株式会社日本総合研究所　http://www.jri.co.jp/
日本総研は、三井住友フィナンシャルグループのグループIT会社として、情報システム・コンサルティング・シンクタンクの３つの機能を有機的に結び付けた、付加価値の高いサービスを提供する知識エンジニアリング企業です。システムの企画・構築、アウトソーシングサービスの提供、内外経済の調査分析・政策提言等の発信、経営戦略・行政改革等のコンサルティング活動、新たな事業の創出を行うインキュベーション活動といった、多岐にわたる活動を展開しています。

■ＪＦＥシステムズ株式会社（東証2部/4832）　URL: http://www.jfe-systems.com/
JFEシステムズ株式会社（2004年12月1日に川鉄情報システム株式会社より商号変更）は、1983年に川崎製鉄（現JFEスチール）株式会社の情報システム部門が機能分離して設立され、製造業を母体とするユーザ系システムインテグレータとしては初めて、2001年3月に東証２部に上場しました。

【FiBridgeⅡ】　URL: http://www.jfe-systems.com/products/fibridge/fibridge.html
「FiBridgeⅡ」はLinuxに対応した大規模システムとしても実績のある製品で、ネットワーク環境での運用を前提に開発された電子帳票システムです。帳票の即時閲覧やセンター・サーバによる一元管理を実現し、電子帳簿保存法にも対応しています。金融、製造、流通、サービス、公共など、業種を問わずご導入いただいております。

■パートナーからの賛同コメント
　日本ヒューレット・パッカード株式会社
　執行役員　エンタープライズストレージ・サーバ統括本部長　松本芳武

　日本ヒューレット・パッカード株式会社は、株式会社日本総合研究所様の「Trinity Report」の発表を歓迎します。弊社では、業界標準高性能ｘ86サーバ「HP ProLiantファミリ」のビジネスにおいてLinux上でのエンタープライズ・ソリューションの充実をめざし、パートナー各社様と協業強化を進めております。
　また、JFEシステムズ株式会社様とは、昨年よりLinux版FibridgeIIの共同検証を進めており、HP ProLaintに加えて、弊社のエンタープライズストレージであるHP StorageWorks 製品との組み合わせにおいても高い性能と信頼性を発揮することを確認しております。
本製品が、弊社製品との組み合わせによって、金融分野におけるLinux市場において、高い付加価値をお客様に提供できることを確信しております。

※その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

※本リリースは、株式会社日本総合研究所、ＪＦＥシステムズ株式会社の共同リリースです。両社から重複して配信される場合がありますが、予めご了承ください。

以上