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Business & Economic Review 2010年5月号

【特集 存在感を増す新興国経済】
岐路に立つ中国

2010年04月23日 呉軍華


  1. はじめに
    世界に先駆けて景気回復を果たしたのを背景に、昨年来、中国経済の成長力が高く評価され、早くも「チャイナアズナンバーワン」との声が聞こえてきた。なかでは、バブル崩壊後深刻な不況に強いられてきた日本経済の回復の可能性を中国に期待する向きもある。
    中国への高評価は経済の成長力だけにとどまらない。共産党一党支配に固持する中国の政治的スタンスがかねてから国際社会の批判の的になっていたが、今や、共産党政府の強いリーダーシップによって中国が景気回復を果たしたために、一党支配の政治システムの合理性を主張する声も上がっている。なかでは、現行の政治システムを維持しつつ高い経済成長を実現した中国の発展経路を「中国モデル」と定義し、こうした「中国モデル」への賞賛は中国国内だけでなく、日本やアメリカをはじめ世界的に広がっている。
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