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Business & Economic Review 2003年11月号

【REPORT】
設備投資行動の構造変化と景気本格回復の展望-実質好調・名目低調下の「ジョブレス・リカバリー」

2003年10月25日 調査部 経済研究センター 山田久


要約

2003年4~6月期の実質設備投資は前期比4.7%増(年率20.2%)と、5四半期連続のプラスを記録した。「成長のエンジン」とされる設備投資が、このまま順調な拡大傾向を定着させていけば、バブル崩壊後10年以上にわたる低迷期を脱し、ついに日本経済が本格回復軌道に復帰していくシナリオが描けるとの期待が出来る。
もっとも、名目ベースの設備投資は2003年4~6月期において前期比2.7%と、伸びが高まったとはいえ、過去の回復局面と比べればマイルドにとどまっている。加えて、設備稼働率(実稼働率)は2003年4~6月期平均で71.2%と、歴史的には依然低水準にとどまるなど、設備投資の先行きに不安が残る面も多くある。
そこで、本稿では、今回の設備投資回復の特徴を分析したうえで、設備投資が今後順調に拡大していくのか、ひいてはそれが景気の本格回復につながっていくのかどうかを展望する。
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