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Sohatsu Eyes

MATICS設立へ

2004年01月27日 木通秀樹


去る1月16日に、東京の半蔵門にある東条インペリアルパレスにて、弊社が新たに主催いたします「MATICSコンソーシアム」の設立総会を実施させていただきました。
当日は、設立総会としては異例の200名を越すお申し込みをいただき、その後の懇談会も大変盛況な会となりました。ご出席いただきました方々には、厚く御礼申し上げます。

設立総会にこれほど多くの人々にご参加いただいたのには、2つの理由があると思います。一つは最近注目されているICタグの新規ビジネスを行うものだからです。

ICタグとはJRのスイカと同様なICをタグ(荷札)として使うもので、数メートル離れた距離からでもデータの読み書きができるものや、0.3mm角という小さなものも出てきて、今、大変に期待されています。
もう一つの理由は、静脈産業という古くて新しい分野の活性化を図るものだからです。将来の循環型社会を実現のためには、静脈産業が今後大きく発展することが期待されています。

ところで循環型社会というと、中古品やリサイクル材料が新品と肩を並べて販売されるような社会のイメージですが、なかなか実現が困難なようです。その理由は中古品の品質管理が難しいことや、製品情報の共有がしにくいために価格の安定化が難しいこと等があげられます。

MATICSコンソーシアムでは、このような静脈産業のものの品質をICタグによって管理する仕組みを導入します。また、リユース・リサイクルの管理だけでなく、不法投棄の防止まで管理する仕組みを作ります。そして、最終的には、静脈産業の新たなマネンジメントサービス事業を立ち上げていくことを目指しています。どうぞ、今後とも本活動にご注目いただきますよう、よろしくお願いいたします。
 
※eyesは執筆者の個人的見解であり、日本総研の公式見解を示すものではありません。
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