今後、インボイス制度を契機に、中小・零細企業のDX に向けた機運を高めていくために、以下の観点を踏まえた施策を講じることが必要。 ① 省庁・官民横断的な政策目的の設定・推進態勢の整備 インボイス制度を契機としたDX推進策の立案・運用にあたっては、関係省庁や民間団体等が連携し、政策目的を明確化するなど、態勢を整備することが出発点に。
② DXによる効果の見える化・対応方針の周知 経営者の行動を変えていくためには、情報提供を充実させ、DXによるメリットや、企業経営に与えるインパクトなどの効果を訴求していくことが不可欠。
③ 事業者の早期対応を促す制度設計 DXに向けた機運の醸成、行政手続きの負担平準化等の観点からも、制度改正に際しては、明確な期限を設定したうえで、早めに対応した事業者が税制優遇や補助金といったメリットを享受できるようにすることが有効。