【ハイテク・通信】「総務省 可視光通信実用化へ」
≪評≫浅川秀之〔研究員〕 屋内での通信技術は、最近では電力線や無線LANなど複数選択肢が存在し、可視光通信も今後有力な通信手段の1つになるのではないか。ただし、可視光通信が屋内通信を席捲するという訳ではなく、各通信技術の特性に応じた棲み分けがなされていくと考えられる。光(電磁波)は、その周波数によって様々な特性を持つため、ユーザーの利用シーンに応じた最適な通信手段が選択されることが望ましい。部屋の壁を通り抜けなければ困る情報もあれば、通り抜けると困る情報もあるはずである。 白色LEDの照明利用が進むことも、可視光通信の市場拡大に追い風となろう。 |