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どこよりも使いやすく便利なサービスと自他ともに認めるインターネットバンキング

銀行システム第一事業本部

銀行に行かずにネットですべてができるサービスを目指す

日本総研の銀行システム第一事業本部は、メガバンクである三井住友銀行の国内業務向けシステム開発を約280人の体制で支えている。22のグループがあり、大きくは基幹系、情報系、Web系に分かれており、Web系の中のひとつ、eチャネルグループは、インターネットバンキングである「One’sダイレクト」の開発に携わっている。

銀行の国内業務はこれまでの長い歴史の中、預金・貸金を中心に業務展開をしてきたが、金融ビックバンによって投資信託の取り扱いができるようになるなど、商品ラインナップもぐっと広がった。しかし一方で、支店の窓口業務は基本的に『平日9時から3時まで』で、利用者の立場に立てばとても不便であることから、時間や場所の制約を受けず、窓口と同等のお取引や手続きを行うことができる新しいサービスを目指そうとインターネットでのサービス拡張に取り組んできた。

「One’sダイレクト」は、三井住友銀行発足に伴い新たなサービスブランドとしてスタートした。スタート当初は、「残高照会/出入照会」・「国内為替/振替」・「定期預金/自動積み立て」・「投資商品(投信/外貨)」などのメニュー構成で開始したが、その後、時代の変化と共に拡大する利用者の要望に応えるため、(1)運用商品の拡大「国債・資産づくりセット・プレミアム預金・証券仲介」等、(2)ローン関連商品のサービス提供「カードローン申し込み・住宅ローン繰上げ返済・条件変更」(3)セキュリティ関連の強化対応「ワンタイムパスワード・ソフトウェアキーボード・ATMオートロック」、(4)その他既存サービスのレベルアップ「1年分出入照会・予約振込み・各種予約受付」等とサービスを増やしてきた。
One’sダイレクトでは、多くのサービス(「普通預金口座開設」や「新規サービスの申し込み」なども含め)を24時間365日(一部計画的にサービスを停止するものもある)提供している。

民間調査機関のランキングで5年連続の1位を獲得

「利用者の視点で便利なサービス、使いやすいサービスを作るため、単なるシステム開発者としての立場ではなく、銀行と可能な限り意識を共にし、その垣根を越えて取り組んできました。たとえばローンは借り入れだけでなく、いち早く『繰上げ返済』にも対応し、銀行へ出向く手間をなくしました。また『投資信託をネットで売りたい』というニーズがあれば、単にソフトウェアを開発するというのではなく、サービス時間,機能,リスク商品である事を念頭に置いた顧客へのプレゼンテーションを提案しています」と栗田は、システム開発の取り組みについて語る。

このようにお客さまと連携し、徹底した顧客目線での『使いやすいシステム』を構築してきたことが評価され、民間評価機関のGOMEZのインターネットバンキングにおけるランキングで5年連続の1位を獲得した。

いまのキーワードは携帯、電子マネー、OneToOneサービス

インターネットバンキングは、銀行の個人向けサービスの最注力課題のひとつとなっているため、継続的に大規模なレベルアップを行っている。その実現のためには様々なシステムと連携して開発を行うとともに、インターネットサービスのためセキュリティ強化が大きなポイントになる。たとえば『ソフトウェアキーボード』を採用したり、『ワンタイムパスワード』の導入を行っているほか、キャッシュカードの紛失・盗難対策として、普段はATMでの出金にロックをかけておき、出金が必要なときだけPCやモバイル環境から解除する『ATMオートロックサービス』の提供など、セキュリティ向上の為の機能も多数開発している。

栗田は、今後の方向性について次のように語った。「様々な商品やサービスを開発していくにあたり、万全のセキュリティのもと、携帯電話、電子マネー、OneToOneサービスにも着目し、これからの社会環境の変化や技術動向を見つつ、より多くのお客様に役立つシステムを作っていきたいと考えています。」
著者
 
銀行システム第一事業本部 マネジャー
栗田佳幸
1993年から勘定系の、普通預金、当座預金システムを担当。
三井住友銀行発足後2002年4月からWeb系システムを担当。
2006年11月よりeチャネルグループ、グループマネジャーとなる。

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