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ビオトープ

2008年06月01日 松井英章


私の住んでいる浦安市弁天地区に、「弁天ふれあいの森公園」という名前の公園が昨年オープンしました。特別に大きな公園、有名な公園というわけではありませんが、基本設計から市民が参加し、運営にも市民ボランティアが深く関わっており、浦安市内では個性的な位置付けの公園です。住宅街の中にある公園としては広々とした芝生の広場の他、市民のボランティアにより常に手入れされた美しい花壇が印象的です。さて、この公園にはビオトープがあることも特徴の一つです。先日、6歳の息子が何か生き物がいないかと周囲を探していたら、「ギンヤンマ」のヤゴの抜け殻を発見しました。これには私の方が興奮しました。恐らく昨年に羽化したものが残っていたのだと思いますが、「アカネトンボ」や「シオカラトンボ」のヤゴに比べると細長く一目でそれと分かります。管理者に確認したところ特に放流したわけではないと言うことでした。30年前、私がやはり小学生低学年の頃、シーズン前の市民プールでヤゴやゲンゴロウを捕まえるのを楽しみとしていましたが、ギンヤンマのヤゴはなかなか見つからず、捕まえた者はその日の英雄となったことを思い出しました。首都圏ではちょっと珍しい存在となったギンヤンマが、オープン1年目のビオトープに来訪し、卵を産んだということになります。これからも、ビオトープに来訪する新たな虫たちを通じて、昆虫少年時代の興奮が湧き上がってくれることを期待しています。
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