環境関連事業への取り組み
ESP事業
ESPとはEnergy Service Providerの略で、企業活動におけるエネルギー利用の適正化を提案するビジネスのことです。
イーキュービック(株)は当社をはじめとする企業各社が中心となり設立した国内初のESP事業会社で、主要設備・機器における電力消費データの収集・分析、管理レポートの作成を自動的に行うシステムを開発し、お客さまにおけるエネルギー消費の「可視化」を実現しました。
お客さまは、社内での電力消費を正確に把握(需要管理)でき、無駄なエネルギー消費の行動改善の指示を的確に行うことが可能となります。
ESCO事業
ESCOとはEnergy Service Companyの略で、ビルや施設の省エネルギーに必要な技術・設備・人材・資金などすべてを包括的に提供し、お客さまにおける一定の省エネルギー効果を保証することで、省エネルギーによるメリットの一部を報酬として享受する総合エネルギーサービス会社のことです。
当社を中心とする企業各社により設立された国内初のESCO事業会社である(株)ファーストエスコは、需要側のエネルギー削減への取り組み提案(照明、空調、受変電、動力)から、分散型エネルギー供給(各種エンジンによるコージェネレーション、燃料電池、バイオマス発電)まで、総合的なサービスを提供しています。
ESCO事業は、日本には従来なかった事業形態ですが、米国では年間1,000億円以上の市場を形成しています。 経済産業省は日本においても年間1,300億円程度の潜在市場規模があると試算しています。

Bio Netコンソーシアム事業
日本は、京都議定書の発効を受け、1990年対比6%の温室効果ガスを削減する必要があります。この厳しい削減目標を実現するためには省エネのほかに、風力や太陽光、バイオマスなどの新エネルギーを普及させることが重要です。
バイオガスネットワークコンソーシアム(略称 Bio Net.コンソーシアム)では、家畜糞尿、下水汚泥、食品廃棄物などから発生するバイオガスを抽出し、病院、工場、レストランなどに供給するためのインフラ作りを行います。バイオガスは大気中のCO2を増加させない、カーボンニュートラル燃料で最も期待される新エネルギーとされています。
Bio Netコンソーシアムでは、畜産農家が多い北海道での実証検討を行っています。北海道での検討結果を踏まえ、東北、関東、九州などの畜産農業、食品工場、下水処理場などをネットワークする予定です。

リサイクル事業
環境対策として、温室効果ガスの排出削減と同様に、3R(Reduce、Reuse、Recycle)に取り組んでいます。
主たる取り組みは、病院や建設現場から発生する廃棄物のリサイクル率の向上です。ICタグを用いて、排出場所からリサイクル・処理設備までを廃棄の最小単位で管理します。分別の精度等を排出場所ごとに評価でき、具体的な改善策を現場担当者に提示することで、リサイクル推進PDCAがシステマチックに進むようになります。2005年度、埼玉県の大手病院で実証試験を行い、2006年度に運用を開始しました。また、ハウスメーカーでも実証試験を予定しています。今後は、本事業モデルの普及を進める方針です。
環境アドバイザリー事業
PFI(民間資金による社会資本整備)やPPP(公共サービスの民間開放)分野を中心に、環境関連のアドバイザリー事業にも力を入れており、廃棄物処理施設などのインフラを中心に、国内初のプロジェクトを数多く手がけてきました。今後も、これまでに蓄積してきたノウハウを基盤に、既存施設の運営維持管理のアウトソーシングなど、事業効率化のためのアドバイザリー事業を積極的に推進していく方針です。
調査・情報提供事業
環境と金融の分野で、1999年にエコファンドのための企業調査業務を開始しました。2005年度も、国内外の金融機関に対して、SRI(社会的責任投資)向けに企業情報を提供し、投資信託や企業年金の運用の参考にされました。
国内外のCSRに関する動向分析に基づく、官公庁からの調査受託や民間企業への情報提供も行っています。また、CSRの概念を普及するため、ホームページ「CSRアーカイブス」(http://www.csrjapan.jp/)を運営しています。先進企業の取り組みや海外事例、CSRに関する基礎知識などの情報を発信し、多くの企業の方にご利用いただいています。

